「エアコンをスマホで操作したいだけなのに、SwitchBotのハブは種類が多くて選べない」。そんなとき、最初に決めるべきなのは製品名ではなく、「家の中で何をしたいか」です。
エアコンやテレビの赤外線リモコンをスマホにまとめたいのか。温度や湿度も確認したいのか。Apple HomeなどとのMatter連携を考えているのか。本体の画面やボタンで操作したいのか。この違いによって、候補は変わります。
結論|4モデルの選び分け
| したいこと | 最初に検討するモデル | 選ぶ前に確認すること |
|---|---|---|
| 対応する赤外線家電をスマホで操作したい | ハブミニ/ハブミニ(Matter対応) | Matter連携を使うか、通常版と対応版を混同していないか |
| 赤外線操作に加えて室内の温湿度・照度も把握したい | ハブ2 | センサー機能を実際に使うか |
| 本体の画面や操作機能、より多くの連携機能を重視する | ハブ3 | 追加機能が価格差に見合うか |
| Apple HomeなどにSwitchBot機器をMatter経由で連携したい | Matter対応ハブミニ/ハブ2/ハブ3 | 対象デバイス・連携上限・Matterコントローラー等の条件 |
注意:通常の「ハブミニ」と「ハブミニ(Matter対応)」は別製品。 名前が似ていても、Matter対応状況が異なります。
4モデルの機能比較
SwitchBot公式の比較表を、購入時に重要な項目に絞って整理しました。
| 機能 | ハブミニ | ハブミニ(Matter対応) | ハブ2 | ハブ3 |
|---|---|---|---|---|
| 赤外線リモコン | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 温湿度センサー | × | 専用センサー付きケーブル利用時 | ○ | ○ |
| 照度センサー | × | × | ○ | ○ |
| Matter | × | ○ | ○ | ○ |
| Matter経由で同期可能なサブデバイス数(公式比較表) | ― | 4 | 8 | 30 |
| 本体での手動シーン操作 | × | × | ○ | ○ |
| 本体の天気・日時表示 | × | × | × | ○ |
※公式の比較表に記載された条件です。ファームウェア、接続先プラットフォーム、対応デバイスによって利用可能な機能は異なります。サブデバイス数は「すべての機器を無条件に接続できる台数」という意味ではありません。
違い1|赤外線リモコン操作だけなら、高機能モデルが必須とは限らない
4モデルとも、対応する赤外線家電を操作する機能があります。目的が「リビングのエアコンを帰宅前につけたい」「テレビのリモコンをスマホにまとめたい」であれば、まず確認したいのは「自宅の家電が赤外線方式かどうか」です。
赤外線は壁を通りにくいため、別室の家電まで1台で操作できるとは限りません。SwitchBotは、複数の部屋を操作する場合、部屋ごとのハブ設置を案内しています。購入前に、操作したい家電と設置場所の関係を確認しましょう。
違い2|温湿度や明るさも確認したいなら、センサーの有無を見る
ハブ2とハブ3には温湿度・照度センサーがあります。室内環境を把握したり、対応する条件で自動化したい場合は、センサー機能が選ぶ理由になります。
一方、Matter対応ハブミニは、専用の温湿度センサー付きケーブルを使った場合に温湿度を扱えると公式に案内されています。通常のハブミニには温湿度センサーがありません。
「室温を知りたい」という理由だけでハブを買う前に、必要なのが数値の確認なのか、エアコンとの連動なのかも整理しておきましょう。
違い3|Matterが必要かどうかで候補が変わる
Matterは、異なるメーカーのスマートホーム機器を連携させるための規格です。ただし、Matter対応ハブを買うだけで、家中のすべての機器がApple Homeなどで使えるわけではありません。
連携したいSwitchBot機器がMatter経由でサブデバイスとして対応しているか、利用するプラットフォームに必要なコントローラーがあるか、同期可能な数に収まるかを確認する必要があります。
例えば、公式比較表の同期可能なサブデバイス数は、Matter対応ハブミニが4、ハブ2が8、ハブ3が30です。多数の機器をまとめる予定があるなら、ここも比較ポイントです。
参照:SwitchBot公式|Matter経由で追加できるデバイス
違い4|本体で操作したいか
ハブ2には本体のタッチ操作でシーンを実行する機能があります。ハブ3はさらに本体画面や操作機能が充実しています。
スマホだけで十分なら、こうした機能の優先度は低いかもしれません。逆に、スマホを開かずに操作したい、家族も使いやすい操作手段を用意したいなら、本体操作の違いを確認する価値があります。
AIRFLOW式・買いすぎを防ぐ3つの判断
まず、次の順番で判断すると不要な機能にお金を払わずに済みます。
- エアコン・テレビをスマホで操作したいだけ? → ハブミニ系から検討する。
- 温度・湿度・明るさを「見る/自動化の条件にする」必要がある? → ハブ2も比較する。
- 画面・ダイヤル・人の動きによる自動化が必要? → ハブ3を比較する。
ここで重要なのは、「いつか使うかも」だけで上位機種を選ばないこと。現在使う機能と、近いうちに追加する具体的な機器が決まっているかを分けて考えましょう。
買う前に解決したい3つの失敗パターン
| 思い込み | 実際に確認すべきこと |
|---|---|
| ハブを1台買えば家中のエアコンを操作できる | 赤外線が届く設置場所か。別室なら追加のハブが必要か |
| Matter対応ならApple Homeで何でも操作できる | 対応サブデバイス、操作可能な機能、コントローラーの条件 |
| ハブ3なら全員にとって一番便利 | 本体操作・人感・画面を使う予定があるか |
3つの家庭で考える「どれを比較する?」
A:リビングのエアコンとテレビをスマホで操作したい。 まずハブミニ系から比較。Matterを使わないなら通常版も候補ですが、現在の販売状況と価格差を確認しましょう。
B:部屋の温度や湿度も確認したい。 ハブ2を候補に。温湿度の把握だけでなく、照度センサーも必要か確認します。
C:Apple Home連携を予定し、複数のSwitchBot機器を追加したい。 Matter対応モデルから選び、対象機器・連携上限・コントローラー条件を確認。ハブ3の追加機能が本当に必要かも見極めます。
ハブミニとハブ2の「価格差」はどう判断する?
価格はセールや販売形態で変わるため、この記事では固定金額を購入判断の根拠にしません。公式ストアで同じ条件(単品・セット品、送料、クーポン、付属ケーブル)にそろえて比較してください。
ハブ2の追加費用を払う意味があるのは、温湿度・照度の確認、本体のタッチ操作、赤外線リモコンのローカル操作などを実際に使う場合です。これらが不要なら、ハブミニ(Matter対応)も有力候補です。Matter自体を使わないなら通常版も比較対象ですが、販売状況と端子・付属品を必ず確認しましょう。
※価格の比較条件は2026年10月20日時点の編集方針。最新の価格は各商品ページで確認してください。
買う前の5項目チェック
- 操作したい家電の型番とリモコン方式を確認した。
- ハブを設置する部屋と家電の位置を確認した。
- 温湿度・照度センサーが必要か決めた。
- Matterを使うか、接続したい機器が対応するか調べた。
- 現行価格、付属品、電源、Wi-Fi環境を確認した。
公式情報で確認したいリンク
※モデル名・対応条件・サブデバイス数はメーカー公式資料に基づきます。販売価格やセット構成は変更されるため、購入時に再確認してください。
よくある質問
ハブミニとMatter対応ハブミニは同じですか?
いいえ。公式比較表では別製品として扱われ、通常版ハブミニはMatter非対応です。
ハブ2を買えば、どの部屋のエアコンも操作できますか?
いいえ。赤外線は壁を通りにくいため、部屋ごとの設置が必要になる場合があります。
ハブ3が最もおすすめですか?
最も多機能な候補の一つですが、全員に最適とは限りません。赤外線操作だけが目的なら、追加機能に費用をかける必要があるかを考えましょう。
まとめ|あなたに合うSwitchBotハブを選ぼう
SwitchBotのハブは、上位モデルほど誰にとっても便利になるわけではありません。
大切なのは、実際に使いたい機能が備わっていること。必要のない機能にお金をかけるより、自分の暮らしに合った1台を選びましょう。
1. SwitchBot ハブミニ(Matter対応)
まずは、今ある家電をスマート化したい人に
エアコンやテレビなど、赤外線リモコンで操作する家電をスマホから操作したい。そんな人が最初に検討したいモデルです。
Matter対応なので、条件を満たせばApple Homeなどとの連携も可能。スマートホームをこれから始める人にとって、シンプルな選択肢になります。
こんな人におすすめ
- エアコンやテレビをスマホから操作したい
- 外出先から家電を操作したい
- Apple HomeなどとのMatter連携も検討している
- 本体の画面やタッチ操作は必要ない
- 必要な機能から無理なく始めたい
購入前に確認すること
- 操作したい家電が赤外線リモコンに対応しているか
- ハブを設置する場所から家電に赤外線が届くか
- Matterで連携したい機器が対応対象に含まれるか
- 温湿度を確認したい場合、対応する専用ケーブルが必要か
2. SwitchBot ハブ2
家電の操作だけでなく、部屋の環境も活用したい人に
ハブ2は、赤外線家電の操作に加え、温度・湿度・明るさを把握できるモデルです。
例えば、室温を確認したり、対応する条件に合わせて家電を自動操作したりする使い方を検討できます。
本体のタッチ操作で登録したシーンを実行できるため、スマホを開かずに操作したい人にも向いています。
こんな人におすすめ
- エアコン操作だけでなく、室温や湿度も確認したい
- 温湿度や明るさを自動化の条件に使いたい
- スマホを開かずに家電を操作したい
- 家族も使いやすい操作方法を用意したい
- Matter対応のスマートホームを構築したい
購入前に確認すること
- 温湿度・照度センサーを実際に使う予定があるか
- センサーを使った自動化に必要な機器・設定がそろうか
- 本体のタッチ操作が必要か
- ハブミニ(Matter対応)との価格差に見合う機能があるか
3. SwitchBot ハブ3
家電をまとめて操作し、スマートホームをさらに広げたい人に
ハブ3は、赤外線家電の操作や室内環境の把握に加え、本体の画面やダイヤルなどを使った操作にも対応するモデルです。
スマホだけに頼らず、家族が本体から操作できる環境を整えたい人や、複数のSwitchBot機器を連携させたい人が検討したい選択肢です。
こんな人におすすめ
- スマホを開かず、本体から家電を操作したい
- 画面やダイヤルによる操作を使いたい
- 複数のSwitchBot製品を組み合わせたい
- 人の動きなどを活用した自動化を検討している
- Matter経由で連携する機器を今後増やしたい
購入前に確認すること
- 画面やダイヤルなど、ハブ3独自の操作機能を使うか
- 人感機能を使いたい場合、希望する自動化に対応しているか
- Matterで連携したい機器と必要なコントローラーが対応しているか
- ハブ2との価格差に見合う使い方があるか
迷ったら、まずは「何をしたいか」で決めよう
| やりたいこと | 最初に検討するモデル |
|---|---|
| エアコンやテレビをスマホで操作したい | ハブミニ(Matter対応) |
| 室温・湿度・明るさも自動化に活用したい | ハブ2 |
| 本体の画面やダイヤルで操作したい | ハブ3 |
| 多くのSwitchBot機器をMatter連携したい | 対応機器数と機能を比較して選ぶ |
最初からすべてを自動化する必要はありません。
まずは、毎日使っている家電を一つ便利にすることから。
そこから暮らしに合わせて、必要な機能を増やしていけばいいのです。


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